
2014年09月29日
2013年06月19日
立命館大学の授業にお邪魔しました2013

4月29日(祝)、立命館大学びわこくさつキャンパスの教職「環境教育」の授業にお邪魔し、あすのわの活動紹介となぜこの活動をしているのかという思いを伝えてきました。昨年も呼んでいただき、今年で2回目です。
あすのわから運営委員の3人とアースデイ実行委員長の計4人で行ってきました。
学生さんは10人。はじめにあすのわの活動とアースデイしがについて紹介した後、座談会式に質疑応答。
「電気は足りてる、という人と足りないという人がいて、どちらが本当かわからない。何を根拠に足りると言っているのですか?」
「決定権は政府にあるのだから、市民だけで活動していてはだめなのでは? もっと政府の人たちと話しあうような動きが必要ではないですか?」
「なぜ危険とわかっていて、原発が推進されるのですか?」
「政府や業界の人たちは本当のことは何も知らないのでは? この国のシステムが問題なのでは?」
などなど質問され、私たちもそれぞれ得意分野で答えました。
行動する動機として、「目の前の子どもを守るためには自分ひとりでも行動を起こさずにはいられない」と母親の思いを伝えました。
ポジティブ思考の実行委員長が「国が変えるんじゃない、一人ひとりが動くこと、価値観を変えること、農業やってる男がモテる世の中になれば、社会は変わる!」と力強く語りました。
4人ともあすのわオリジナルの「NO NUKES」のTシャツを着て、アースデイの宣伝もばっちり。熱い思いで話は尽きず、時間切れに……。
先生が「疑ってみることも必要。自分たちがシステムの上にのっかっていることに気づき、自分の人生を問いかけてみることも大切なことでは?」と意見されるほど、話が人生感?にまで及ぶ深い話になりました。
先生を目指す学生さんたちに、ちょっと変わった大人が真剣に脱原発活動をやっている、ということを知ってもらって少しでも刺激になったらいいな、と思いました。
学生の皆さんの感想の一部です。
・今回のお話を聞いて、なぜ原発を進めなくてはならないのか、ということをあらためて疑問に思いました。本当の情報は知りたいと思わなければ入ってこない。もっと裏にあるもの、根底にあるものを知らないといけないと思った。メディアからの情報だけでなく、本当の知識をいろいろな人に知ってほしいと思います。そして、この問題を解決するには自己満足で終わるような活動ではいけないと思いました。
・今日の話の中で「誰が敵なのか」という話がよく出てきましたが、そのような存在があることがおかしい気がしました。いま原発問題に対する答えが誰もわからない状態だと思います。そこへの道筋を考える活動を行っていく必要があるように感じました。
・モテれば勝ちという言葉を印象深く受け止めました。国を変えるのは政府でなく国民なのではないか? モテる像を国民の中でつくれれば政府はそれに乗っかる方向に向かうことでしょう。この考えは私に新しい考えを吹き込んでくれました。
・「もしかしたら推進派の人たちは誰も、何も知らないのじゃないのではないか」、今も原発の課題やその他の課題が今も続いているのは「システム」(法制度、流行など)によるものではないかと思わされた。私は今の日本を動かしている「システム」の正体を見極めたいと思いました。
・はじめは、ecoとか脱原発が流行っているからこの活動をしている、という風に聞こえた。でも、質問のときに、あ、きちんといろいろなことを考えて、情報も持ってはるんだなと思った。
・こんなにも真剣に動かれている集団がおられることに驚きました。自分が存在を知らないことがおかしいぐらいたくさんの人を巻き込んでいられて、影響力は無視できなくなるだろうと思います。
先生方へ。授業にあすのわを呼んでいただけませんか?
現代の子どもたちは、自分の考えを持たなかったり、持っていても行動には移せないことが多いように思います。
実際に動いている私たちの話から何かを感じ取って、行動を起こすようになってくれる人が一人でも増えるなら、日本はいい方向に向かっていくと思うのです。
よろしければお声をかけてください。はせ参じます!
2012年12月21日
福島からの避難者、高野正巳さんのおはなし会 報告
あすのわの「お話ききたいプロジェクト」では、12月15日に福島から避難してこられた高野正巳さんのおはなし会を、草津の「里のえほんや ほたるぶくろの家」さんで開きました。
定員を超える17人の参加があり、まずは高野さんのおはなしをじっくり聞き、その後、交流会。
ざっくばらんに語り合い、充実した会になりました。

おはなし会をフェイスブックで知りました、という草津でエスニック楽器のネットショップを営んでいるご夫婦が来てくださり、栗東のフェアトレードショップのせれんでぃっぽ店主が大喜び、というおもしろい出会いもありました。
実際におそろしい大地震を体験され、食糧やガソリンのない苦労をされ、さらに情報のない中で被曝を余儀なくされた高野さんの体験談は、胸に迫ってくるものがありました。
高野さんは、私にできることは伝えることです、とつらい体験を語ってくださり、防災の備えを勧めてくれました。
原発防災をまちづくりに取り入れていくことで、原発の危険性や割にあわなさをわかってもらえる可能性が大きい、という道を教えてくれました。
皆さんの地域でも、町や市単位で高野さんのおはなしを聞く機会を作っていってもらえたら、と思います。