来年1月から 福井県の高浜町と敦賀市で東日本大震災の災害廃棄物の広域処理が行われようとしています。
12月20日に開かれた「わちゃ会in高島」は30人の参加でとても有意義な会になりました。
滋賀県の方とぜひつながりたいと、福井県から
【ふるさとを守ろう!がれきを考える会】←動画が豊富 署名等是非みてくださいの方が
はるばる来てくれました。
がれきの広域処理の危険性を放射能のこと、内部被曝のことなど、詳しい資料を示しながら説明してくださり、
危険性はもちろんのこと、なぜ国は広域処理をしたがるのか、ということも話してくれました。
ほんとにいろんなことをよく調べておられて感心しました。
お金の流れのおかしさは当然あると思っていましたが、それ以上に、
広域で焼却処理をすすめていく中で、これまでは100bq/kgのものは低レベル廃棄物として、
管理しなければならなかったのに、環境省が焼却して良いとしている基準は240~480Bq/kgです。
8000Bq/kgは一般廃棄物処分場に埋め立てよいという基準になってしまった。
このことは、放射性廃棄物のクリアランスレベルの規制値も高くなる方向に向かう。
そうなると、放射能で汚れていても、一般ゴミに入れられてしまう危険があるそうです。
また震災前に法改正されていて 放射能入りのフライパンの可能性が、、という声もあり、呆然、、。
クリアランスレベルの緩和で今後、出てくる原発の廃炉にかかる予算は大幅に下がるそうです。
(この点もお金の問題ですね。)
そして、今、世界中の核廃棄物は行き場がないんだそうです。
がれきの広域処理を認める、ということは、日本が世界の核のゴミ捨て場になる道をつくることだそうです。
がれきの広域処理、思った以上に大きな問題を抱えていることがわかりました。
がれき問題に詳しい畑明郎先生にもお話いただきました 。
昼からの交流会は長年、原発反対の活動をされてきたツワモノがたくさん参加してくださり、ほんとに勉強になりました。
お昼を食べ、はるやさん特製の手作りのりんごのケーキとお茶をいただきながら、自己紹介をし、いろんなお話聞きました。
敦賀のK議員、原発立地地元の厳しい状況のなか、どんな苦境でも原発反対を貫き、残りの人生かけて
脱原発のために働きたい、というおはなしには参加者一同感動、、、。
南丹からはサステナ若狭のKさんが参加してくださり、福井ではがれき反対の声をあげることが難しい、
隣接地の京都、滋賀がつながって声をあげてほしい、ポスティングに協力してほしい、と切々と語られました。
福井の三方からも、どこにも所属せずに主人と2人で長いこと原発反対してきました、という方も参加されて、
いかに立地県で原発反対することが大変なことか、を語ってくれました。大阪からも参加者ありました。
「原発を知る滋賀連絡会」のSさんは、市や県に要望を出したり、議員さんとお話し、力になってもらう、など行政にはたらきかけることは、1人でも出来る活動、そういう働きかけが大事、と。
敦賀からは、来年1月13日に小出さんの講演会&イベントを企画されている若い女性が参加され、
敦賀で小出さんの講演会を企画することは今までなら、難しかったけど、少しずつ、若い人たちの考えも変わってきた。
「敦賀でなら、と忙しいなか、小出さんもひき受けてくれた」と言っておられました。
高島からは1時間なので、ぜひ来てください、と呼びかけてくれました。子供さん連れの若いお母さんたち、田舎暮らしをするため、高島に移ったという若い男性など、老若男女が集い、語り合いました。
がれきの広域処理の危険性、問題点はよくわかったが、いくら現地が既に汚染されているからといって、
現地で処理しろ、ということに抵抗がある、という意見もありました。
ほんとに難しいことですね。「がれきをちゃんと考えるプロジェクト」で、また勉強していきたいと思います。
高島はがれき受け入れの話が出たときに、団結して勉強会、抗議活動などされていて、
また、びわこ1.2.3キャンプのつながりもあり、地域の力強さを感じました。今、がれき反対をして、不当逮捕されている下地先生に、みんなの集合写真を添えて応援の手紙を届けよう、と集合写真撮ってくれました。
福井のすぐそばの高島で、福井とのつながりができた貴重な会でした。参加してくださった皆さん、ありがとうございました。
保養キャンプで大忙しのなか、高島のみなさん、ありがとうございました。